【新規上場企業・社長インタビュー】クックパッド・佐野陽光「毎日の料理を楽しくするのが役目です」
一方、メーカー側も非常に熱意を持って商品を開発し、どうしたら利用者の役に立つかを常に考えている。しかし、商品が持つ本当の特徴や熱意はこれまでユーザーにあまり伝わっていなかった。テレビCMなどの認知広告に限られていたからだ。結局、タレントなどによる商品イメージと店頭での価格だけが利用者の判断材料になってしまっているのが現状だ。
これに対して、クックパッドでは広告主の商品を使ったレシピコンテストなどを開催している。こうした取り組みを通じて、料理をする人自らがレシピを投稿する中で、その商品の特徴を見つけ出してくれる。そのレシピを使って料理を作る人は、みんなが喜ぶためにその商品を使ってみようとなるはずだ。
Q: 株主還元の方針を。
A: まずは事業を成長させることが最大の株主還元と考えている。だが、配当は行ってしかるべきものとも認識している。時期やタイミングは決めていないが還元は行いたい。また株主優待も考えている。
【佐野陽光社長プロフィール】1973年生まれ。慶應大学湘南藤沢キャンパスでインターネットに親しむ。97年に前身のコイン設立、98年に料理レシピの投稿サイト(現クックパッド)を開始。2006年携帯電話向けサービス「モバれぴ」を開始。
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