欲しがらない生き方 高等遊民のすすめ 岬龍一郎著

欲しがらない生き方 高等遊民のすすめ 岬龍一郎著

冒頭の作家ヘンリー・ソローの言葉が、本書の趣旨をよく表している。「生活のレベルが少し下がっても、心の豊かさがもう一段だけ向上すれば、失うものはない。余分な富を持つと、余分な物しか購入しない。魂が必要としているものを購入するのに、金銭などは必要ないのである」。

本書はソローが言う「魂が必要としているもの」はなんなのかを説く。出世や名声、財産といった世俗的な欲望や多忙さに振り回されず、誰にも気兼ねしない自分らしい暮らしを発見すること、と。

40代半ばで役員や顧問などの肩書をすべて捨て、半隠遁の生活を選んだ著者が、漱石、良寛、白居易、ホイジンガなどの先達から学んだ、人生哲学を披露している。

角川ONEテーマ21 740円

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