政治の精神 佐々木毅著

政治の精神 佐々木毅著

自民党政治は高度経済成長と冷戦という二つの基盤がなくなった後、徐々に無力感に侵食されてきた。小泉政治はこの無力感の裏返しとでもいうべき「ぶっ壊し」の試みであり、実際はさらにその無力感を深刻化させたのではないか。

相次ぐ首相の退陣劇は個々のリーダーの資質に原因があるように見えて、実は自民党政権の空洞化、無力感の結果ではなかったのか。官僚の積極的な関与によって支えられた壮大な党システムを、政策中心の自発組織に鍛え直すことがまず必要である。

日本の政治を知的にかみ砕こうとするならば、「政党政治の精神」を踏まえた議論が欠かせないとする、政治学の大御所による大統領制を念頭に置いた「自己改革論」。

岩波新書 819円

Amazonで見る
楽天で見る

関連記事
トピックボードAD
  • 経済学で読み解く現代社会のリアル
  • 家族会議のすすめ
  • 女性の美学
  • 就職四季報プラスワン
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • いいね!
トレンドウォッチAD
大停電の北海道電力<br>情報開示を豪州に学べ

大地震をきっかけに、北海道全域で大規模停電が発生した。電力復旧は急ピッチだが、情報開示への消極姿勢は疑心暗鬼を招いた。2年前に大停電が起きた豪州の事例に学ぶ点が多い。