環境ビジネス革命 F・クラップ、M・ホーン著/西田美緒子訳

環境ビジネス革命 F・クラップ、M・ホーン著/西田美緒子訳

オバマ大統領が「グリーンエネルギー革命」に舵を切った。本書は、その少し前までのアメリカの「カーボンフリー技術」の現状を、世界有数の非営利環境団体である環境保護基金(本書では環境防衛基金)の会長らが記述したもの。

新エネルギーに挑む起業家の活動に焦点を当てる。その新エネルギーがいずれIT革命を超えるような巨大な市場を生み出し、世界の産業構造は大転換するという基本的な視座に立つ。

「全人類の1年に使うエネルギーが1時間で注いでいる」太陽による光発電・熱発電を中心に、バイオ燃料、海洋エネルギー、地熱エネルギーなどに多くのページが割かれる。むしろ、なお微粉炭発電所の炭素排出ゼロに躍起となるアメリカの事情に興味がそそられる(第8章 石炭を見直す)。

二酸化炭素削減に即効性があるとしながら、「クリーン自動車」開発も簡単に触れる程度だが、失敗にもくじけない起業家精神はなお健在なようだ。

河出書房新社 2310円

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