隅修三・東京海上ホールディングス社長--エネルギーは内向きより外向きに拡大させていく

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--昨年、セコムとの提携に乗り出されましたが、異業種とのコラボレーションの狙いは何でしょうか。

保険業界だけの価値提供には限界があると考えたからです。安心と安全という観点から考えれば、保険業界は事故や災害が起きたとき、「事後」を経済的に補償するものです。しかし、災害や事故が起きる前に予防するノウハウを持った会社は、保険以外にたくさんある。そういう会社とコラボレーションを組むことで、保険に時間的、空間的な広がりを出せると考えたのです。

セコムとは東京海上日動専用のホームセキュリティを販売させてもらうことになっています。これは東京海上日動の代理店だからこそという面と、セコムとのダブルブランドで他の代理店と差別化を図る意味があります。市場の中で圧倒的な競争力になるのではないかと思っています。これは代理店という職業の魅力を増すことになるでしょう。

また、このようなホームセキュリティを販売するときは、当然、コンサルティング力が必要になります。Tネット導入で時間ができたからこそ、コンサルにも注力できるようになったのです。

今後、このようなコンテンツを増やして、保険を含めた安心と安全という枠の中で、トータルのコンサル能力を高めていけるか。これが代理店としての勝負になるので、それを懸命に支援していくつもりです。

--企業経営の軸はどこに。

会社というのは、世のため、人のために存在するというのが原点。最近は少し減りましたが、会社は株主のために存在するということから、ステークホルダーという概念に移ってきた。まったくそうだと思いますね。順番としては、お客様、社員、社会、そして株主、と思って経営している。その中の根本にあるのは、インテグリティ(誠実)。そういったものが軸にある経営をやっていこうと心掛けています。

すみ・しゅうぞう
1947年生まれ。70年早稲田大学理工学部卒業、東京海上火災保険入社。2000年取締役海外本部ロンドン首席駐在員。02年常務。04年東京海上日動火災保険常務、05年専務、07年6月より社長兼東京海上ホールディングス社長。

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