女友達との相性は「鉄旅」でよくわかる!? 「鉄子」と「非鉄子」の女子鉄ふたり旅

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見た目も内部も全部ピンク色の車両。吊り革もハートの「ご縁電車しまねっこ号」

3日目は一畑電車に乗車。一畑電車は何度か乗っているが、今回は女子旅なので、あえて「ご縁電車しまねっこ号」に乗った。島根県のキャラクター「しまねっこ」がラッピングされたピンク色の電車だ。

私は3度めの出雲大社だが、出雲大社前駅が改装されてからは初めて。駅横にデハニ52が展示されていて、中に入れるようになっていた。出雲大社までの参道はずいぶん様変わりしてしまった。

お腹が空いたので、出雲大社の横にある古代出雲歴史博物館のカフェでご飯を食べる。食べたのは和牛のカレー。「美味しいけど、付け合せがほしいね」と言ったら、A子がすかさず「何か」を取り出した。

取り出したのはあの時の…福神漬

「ジャーン!!」「こ、これは、あの時の…!」

そう、かにめしに付いていた福神漬である。A子はあの時食べず、カバンにしまっていたのだ。まさかこんな所で貧乏性が役に立つとは。A子は得意気だ。

その後、旧大社駅を初めて見て感動し、JR出雲市駅に移動。出雲そばを食べてワインやつまみを買い出し、サンライズ出雲に乗車した。サンライズ乗車は7回めだが、二人で乗るのは初めて。前から興味のあったシングルツインにしてみた。

シングルツインは上段がベッド、下段がテーブルと2つの座席になっていて、中央部にマットをはめて背もたれを倒すと下段もベッドになる。カシオペアツインもこんな感じだった。あちらは一人で乗ったのだが。

初めて乗る寝台列車はA子も楽しそうだった。出発してしばらくの間、夜景を見ながらワインを飲んで語り合った。もう朝方には東京だ。そして彼女はそのまま会社に行くという。ワインが空になった頃、座席をベッドに切り替え、それぞれ眠りについた。

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