投資大好きFPが郵政IPOで失敗したワケ 「IPO銘柄」で儲けるためのコツ教えます
ただ、郵政グループIPOの初値高騰には期待していませんでした。
と言うのは、大規模IPOの初値はえてして、控えめになる傾向にあるからです。たとえば2013年上場のサントリー食品の初値は3120円(公開価格3100円)、2014年上場のリクルートの初値は3170円(公開価格3100円)と、いずれも公開価格と同水準程度でした。
なので、郵政3社のうちどれか1つ、せめて100株でも当選すれば御の字と、控えめに期待していました。儲けもさることながら、とにかく、話題の郵政のIPO当選の実績こそが、ノドから手が出るほど欲しかったのです。
ところが予想に反して、冒頭に記したように3冠達成、しかも複数単位の当選です。これは嬉しい・・いうよりにも、逆に怖くなってきました。郵政グループIPOは超がつくほど大規模なので、当選しやすいことはもちろんわかっていましたが、ですが、ここまで当選するとは・・ひょっとしたら意外と不人気で、申込みが少なかったのでは、と勘繰ってしまったわけです。
当たりやすいIPOは儲からない
当然ですが、不人気な銘柄のIPOは、非常に当たりやすいのです。しかし、そのような不人気銘柄の初値は、これまた当然のことながら総じて低調で、公開価格を下回ることも珍しくありません。そうなれば、IPOで「濡れ手に粟」どころか、最初から含み損を抱えてしまいます。
実際、今年になって私が当選した数少ない銘柄が「グリーンペプタイド」「サンバイオ」などですが、それぞれ初値は公開価格を大きく下回りました。もっとも、当選してから念入りに調べ、ヤバいと思って当選を辞退したので無傷でしたが、「私が当選するということは、やはり不人気銘柄なのか・・」と落ち込みもしました。
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