業績好調。子会社の配当性向50%を参考にと言われ、小林社長が苦笑する場面も--三菱商事が株主総会を開催

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還元以外では、オリンパスや大王製紙の事件があった影響で、監査や内部統制に関する質問が目立った。今期業績がらみでは、資源部門の大黒柱である豪州石炭子会社で前期から頻発する時限ストに関する見通しが問われた。ストは労働協約改定が契機になっていて、資源価格高を背景に組合側は強気。代替労働力の確保によるコスト増、効率低下はあるものの、会社は将来に禍根を残すような妥協はしないという姿勢で、争議が長引くと表記純益予想を下押す恐れがある。

12人が質問を終え、12時が近づいたところで小林社長が長時間質問を受けてきたことを理由に「あと2名で(終わりで)どうか」と発言、会場からの拍手で確認という形を取り、2名の株主の質問に答え終わった12時17分に議案の採決に移った。4議案すべてを可決して、終了は12時20分。昨年より10分長かった。


《東洋経済・最新業績予想》
 (百万円)    売上高  営業利益   経常利益    純利益
◎本2012.03   20,126,321    271,122    458,970    453,849
◎本2013.03予  21,000,000    340,000    490,000    500,000
◎本2014.03予  21,500,000    350,000    500,000    510,000
◎中2011.09   10,009,074    168,606    259,331    245,690
◎中2012.09予  10,000,000    170,000    240,000    245,000
-----------------------------------------------------------
          1株益\    1株配\
◎本2012.03        275.8         65 
◎本2013.03予       303.7         70 
◎本2014.03予       309.8         70 
◎中2011.09        149.4         32 
◎中2012.09予       148.8         35 
筒井 幹雄 東洋経済 記者

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つつい みきお / Mikio Tsutsui

『会社四季報』編集長などを経て、現職は編集委員。

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