AIロボットで世界シェア3割確保へ、高市政権が戦略17分野で61の製品・技術を選定
政府のAI関連投資額は23年までの5年間で約10億ドルと米国の30分の1以下で、中国、英国、インド、カナダよりも小さい。24年の民間のAI投資は米国の100分の1となっている。今後は財政の持続可能性を確保しつつ、目標達成に向けた官民投資の道筋を描けるかが焦点だ。
同素案では半導体に関し、40年に国産半導体の売上高40兆円を目指すという新たな目標を掲げた。これまで30年に15兆円を目指すとしていたが、さらなる成長を目指す。自動車産業やデータセンター、AIロボティクスなどに不可欠な半導体を念頭に置く。
フィジカルAIの関連企業には、ファナック、安川電機、三菱電機、ソニーグループなどが挙げられる。
ドローン・医薬品
防衛装備としてのドローンの重要性が高まる中、無人航空機の量産体制の構築も盛り込んだ。30年に8万台の機体や重要部品の供給確保という従来目標を改めて明記。災害対応、インフラ老朽化、物流人手不足などで活用できるよう、制度整備も進める。
ウクライナやイランではドローンを用いた戦い方に注目が集まっている。高市首相は防衛産業分野について、最新技術を「これまでにない規模で防衛調達につなげる新たな道筋」を検討し、具体的な結論を得るよう、赤沢亮正経済産業相と小泉進次郎防衛相に指示した。
医薬品については、バイオ医薬品の国産化や創薬ベンチャーの支援、世界で初めて承認される「ファーストインクラス製品」、有用性が最も優れる「ベストインクラス製品」の開発・供給体制の確保などを進める。
官民投資を進める政府方針に関し、インフレや円安リスクを懸念する声も上がる。
第一生命経済研究所の熊野英生首席エコノミストは10日の電話取材で、17分野全ての投資を進めることで需要超過が加速し、「インフレリスクが増える」と述べた。供給不足で輸入も増え、円安圧力になる懸念も示した。
著者:照喜納明美、横山恵利香
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