暴走する地方自治 田村秀著
橋下徹大阪市長や河村たかし名古屋市長など、「改革」を掲げ勢いに乗る地方自治体の首長たち。世間の期待が高まるものの、その強引ともいうべき手法には時に批判もある。彼らは、本当に日本を変えることができるのか。
地方自治の研究者である著者は、大阪都、中京都、新潟州など、相次ぐ大都市再編成構想の矛盾点、懸念される国と地方の対立など、多くの問題点を指摘しながら、彼らの手法に疑問を呈している。地方の立場だけを強調しすぎれば、それは極端な地域エゴになりかねないとも主張する。
かつての改革派首長の政策と政治行動、その結果、地域経済が本当に活性化したのかなどを詳細に検証。地方自治に求められる真の姿を問う。
ちくま新書 819円
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