「なぜ俺に回ってくるのか」泉健太氏が悲鳴、副議長人事で露呈した中道改革連合・小川新体制の《深刻な機能不全》

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国民民主党は一昨年の衆院選と昨年の参院選では改選議席を4倍に伸ばし、参院選の比例票で野党トップに躍り出た。だが、今回の衆院選では獲得議席数も得票数も伸び悩み、上昇傾向は終わったかのようにも映る。だからこそ中道からの離脱者を受け入れ、「国民民主党は中道より期待される政党」と印象づける必要があるのかもしれない。

その一方で「中道から国民民主党への入党希望者は多くない」とみる向きもある。かつて国民民主党に所属した前職複数名は「そもそもわれわれは20年に、玉木氏が率いる国民民主党を選択せず、立憲民主党に集まった。いまさら頭を下げて入党を請うわけにはいかない」と口々に語る。

残るのはただ不安のみ。栃木2区の福田昭夫氏や同4区の藤岡隆雄氏は中道を離党する意向を示し、当分は無所属で活動することを表明した。

福田昭夫と藤岡隆雄
栃木2区の福田昭夫氏(左)や同4区の藤岡隆雄氏は中道を離党する意向を表明(左写真:時事、右写真:共同)

むなしく響く「野党第2党」代表の言霊

「私はここから、まさに中道改革を本務とする野党第1党を再び国民にとって魅力と期待感にあふれたものへと、生まれ変わらせ、作り変えたいと思っております」

代表就任のあいさつで、小川氏は高らかにこう宣言した。やる気と熱意は十分なものの、その手腕は未知数で、参議院の立憲民主党は中道への合流を躊躇。参院公明党だけでは合流できないと、見合わせている状態だ。

その結果、衆議院で野党第1党であるはずの中道は、政党規模では衆参50議席の国民民主党を下回り、NHK「日曜討論」では「野党第2党」の扱いに甘んじざるをえなかった。

前途多難ばかりでなく五里霧中の中道。小川氏のポジティブな言霊だけでは、その宿命を乗り越えることは難しい。

安積 明子 ジャーナリスト

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あづみ あきこ / Akiko Azumi

兵庫県生まれ。慶應義塾大学経済学部卒。1994年国会議員政策担当秘書資格試験合格。参院議員の政策担当秘書として勤務の後、各媒体でコラムを執筆し、テレビ・ラジオで政治についても解説。取材の対象は自公から共産党まで幅広く、フリーランスにも開放されている金曜日午後の官房長官会見には必ず参加する。2016年に『野党共闘(泣)。』、2017年12月には『"小池"にはまって、さあ大変!「希望の党」の凋落と突然の代表辞任』(以上ワニブックスPLUS新書)を上梓。

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