「なぜ俺に回ってくるのか」泉健太氏が悲鳴、副議長人事で露呈した中道改革連合・小川新体制の《深刻な機能不全》

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読売新聞が1月9日にネットニュースで「首相、衆院解散検討」と報じて以来、昨年10月から水面下で動いていた立憲民主党と公明党との連携が一気に加速。立憲民主党の野田佳彦代表と公明党の斉藤鉄夫代表(いずれも当時)は1月15日、新党結成で合意した。

この2人に加えて関与したのは、立憲民主党の安住淳幹事長と馬渕澄夫選対委員長(いずれも当時)、公明党の西田実仁幹事長で、ほかのほとんどの立憲民主党のメンバーは蚊帳の外に置かれた。

ある前議員は落選2日目、議員会館の事務所の撤収作業の手を休めて、やるかたない憤懣(ふんまん)を次のようにぶちまけた。

「私が合流について知ったのは報道の前日で、地元の公明党の幹部から『綱領と政策をそちらがのんでくれたら、合流することになっている』と言われた。立憲民主党本部からは何も連絡はなかった。安住幹事長にどういうことなのかと問い詰めたが、ただ『指示に従ってくれ』と言われただけだった」

衆院副議長ポストでゴタゴタの顛末

こうして十分に納得しないまま、ゆうこく連合を立ち上げた原口一博氏と無所属での出馬を表明した青山大人氏を除く立憲民主党のメンバーは、中道改革連合に参加させられ、衆院選に突入。結果として、比例区で自民党から譲られた6議席を含めて、立憲系は21人しか生き残ることができなかった。

小川淳也
中道の新代表に選ばれた小川淳也氏(写真:時事)

このうち小選挙区で勝利したのは、新代表に就任した小川氏のほか、野田佳彦元首相、泉氏、神谷裕氏、渡辺創氏、野間健氏と、幹事長兼選対委員長に就任した階氏の7人だ。新党結成に動いた5人は「5爺」と揶揄されたが、こちらはAKB48の選抜総選挙をもじって「神7」と呼ばれている。

党の代表は小選挙区での勝者が就任するという慣習がある。例外は後に衆院副議長を務めることになる海江田万里氏で、2012年12月の代表選で馬渕氏を破って当選した。このときは野田元首相が率いた民主党が衆院選で大敗し、代表選の本命とされた細野豪志氏は出馬を辞退している。

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