今回の代表選も、野田元首相が共同代表を務めた中道が衆院選で大敗した後に行われ、本命と思われた泉氏が早々に不出馬を宣言。自分が率先して結成したわけではない新党の敗退の責任をとらされるのはたまらないと感じたのかもしれない。それでは衆院副議長ポストはどうかと、泉氏の名前も挙がったというのが、冒頭で触れたゴタゴタの顛末だ。
党内から「高市早苗首相が皇室典範改正に取り組もうとしているが、皇室会議のメンバーである副議長は重要なポストなのに、その選任を軽視しすぎだ」との批判も噴出。泉氏がXに投げた期待のポストとは裏腹に、さっそく小川氏のリーダーシップが問われる始末だ。
中道を待ち受ける「資金繰り」の恐怖
中道にとっての“不安の種”はこれだけではない。
25年に立憲民主党は81億7117万3000円、公明党は26億4737万8000円の政党交付金を受け取ったが、衆院選で大敗した今年はその金額が大きく減少する。喫緊の問題として党職員の雇用維持、さらに落選者の政治活動への支援問題がある。
なお、自民党が09年の衆院選で300議席から119議席に減じたとき、政党交付金は約54億円減少したうえ、野党に転じたことで企業献金も激減。党職員の3分の1をリストラする案が出た。
だが、翌10年の参院選を戦うために解雇を見送り、給与削減や65歳の定年制の厳格適用で耐えしのいだ。しかし、167議席が49議席となった中道はそれ以上の大敗だ。
そのような中道を見限り、新しいツテを求める落選者がいるのだろう。国民民主党の玉木雄一郎代表が2月12日のテレビ番組で「電話がいっぱいかかってきている」と打ち明けた。また17日の会見では、自党の落選者を優先することを前提に、中道からの入党希望について「話はしっかりとうかがいたい」と前向きな態度を示した。


















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