「かなり良い」「先生も生徒も大変そう」と賛否両論…高校の「数学」で学ぶ内容を再編へ、次の学習指導要領でどう変わる?
「学習指導要領の改訂は10年に1度のため、思い切った変え方をしていかないと時代についていけません。
AIがどう動いているかを多少なりとも知っておくことは、AIにだまされないためにも、AIのロジックを理解するためにも重要です。AIがどういう前提やデータを使って判断しているのか見抜くには、数学の持つロジカルな考え方や批判的思考、また抽象化する力が役立ちます」
現行の学習指導要領は、数学I・II・III、数学A・B・Cの6つに分かれていて、必履修科目である数学I以外の、数学II・III、数学A・B・Cは選択科目になっている。
しかもAIやデータサイエンス、数理科学に関わる行列やベクトル、統計、確率などの単元が数学A・B・Cに散在してしまっているのだ。
今は早期に文系、理系に分かれる高校も多く、重要な単元であるにもかかわらず多くの生徒が学んでいない状況にある。文科省によれば、それぞれの履修率は数学Aが87%、数学Bが45%、数学Cが34%だという。
◎数学A・B・Cで学ぶ内容と履修率
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そこで次の学習指導要領では、数学A・B・Cの区分けをなくして内容を選択できる1つの新科目として整理し、学校の方針や生徒の関心に合わせて学ぶ内容を選択できるようにする方向だ。
数学嫌いが多い理由
さらに、必履修の数学Iには新たに「数学ガイダンス」と「社会を読み解く数学」を組み込む方向で検討を進めている。

















