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ビジネス #巧妙すぎる罠の裏側 詐欺の現在地

ニセ社長詐欺に応戦!スマホ2台とAIを駆使し、「1億円を振り込んだ」フリしたら…犯人の手口と"すぐできる対策"《小規模の会社が危ない?》

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  • 石川 温 スマホジャーナリスト
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すると次に「すべての銀行口座の利用可能残高を確認してほしい。確認後、残高明細のスクリーンショットをほって欲しい」とたたみかけてきた。

3億円の残高を装ったら「1億送れ」

ここで会話を終了しようと思ったが、せっかくなので詐欺師との会話を引き続き楽しむため、自分の銀行にある口座残高の画面をスクリーンショットで撮影した後、グーグルの画像生成AIである「Gemini」にアップして「口座番号を変更して」とお願いした。

ただ、口座には数十万円しか残高がなかったので「303400351円にして」とGeminiにさらにお願いをして、めちゃめちゃ残高のある中小企業に見えるようにしてもらった。

AIに口座番号と残高を加工してもらったスクリーンショット(画像:筆者提供)

そうして3億円を超える残高のスクリーションを送ったところ、なぜか「1億円を送る」というメッセージを送ってきた後、「こちらの口座に振り込んで欲しい」と、某ネット銀行の口座番号と口座名義が送られてきたのだった。

どうやら、こちらの残高を見て、どれくらいの金額をだまし取れるかを見定めたようだ。

さらに「処理が完了したら振り込み明細のスクリーンショットをLINEグループに送って欲しい」とのメッセージが。

詐欺師とのやり取り。住所と代表者の名前は律儀に送られてきた(画像:筆者提供)

ここで終わってしまっては詐欺師に申し訳ないので、これまた振込画面をGeminiにお願いして、1億円を相手の口座に送っている途中のスクリーンショットを送信。相手に期待させてみた。

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