「探究公害」という言葉がSNSで拡散される…高校生の探究学習が迷惑をかけているのはなぜ?協力依頼に戸惑う専門家や自治体も

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授業中の高校生
「すべての高校生に一律的に探究学習をさせる必要はあるのか?」という声も聞こえてくる(写真:nonpii / PIXTA)

2022年度からスタートしている高校の学習指導要領で「総合的な探究の時間」が導入され、いま高校生には探究学習が必履修となっている。

さらに、この探究学習の成果を大学入試で評価しようという流れにあり、入試全体の約4分の1を占めるまでに増えている総合型選抜の書類などで積極的にアピールする子も多い。

一方で、こうした高校生の探究学習が「迷惑行為」と揶揄されることもあり、SNS上では「探究公害」というワードまで見受けられるようになっている。いったい何が起きているのか。

大学教員や専門家が「高校生の指導」なぜ?

25年12月12日のAERA『総合型選抜に有利だから?…高校の「探究学習」で大学の研究者たちが疲弊 話がかみ合わず「1人に10時間」かかったケースも』という記事が話題を集めた。

高校生が大学教員に「探究学習で〇〇について調べているので教えてほしい」と連絡をし、結果、相手の時間を奪うケースが増え、大学教員側が頭を抱えているという。

これは、私も取材先の大学で何度か聞いた話だ。「高校が探究学習の指導を大学にしろと言ってくる。大学の学生への指導で手一杯なのに、なぜ外部の高校生の指導をやらなくてはいけないのか」と困惑していた。

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