「フォロワー18万人超の82歳」おしゃれマダムが大切にしているファッションのマイルール。ユニクロやGUも上品に着こなし大人気!

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彼女のこだわりについて、余裕があるからできるのね、と思う人もいるかもしれない。

でも、考えてみてほしい。年齢を重ねるほど、日々は“なんとなく”過ぎていきやすい。だからこそ、自分が心地よく生きるための服を選ぶ。新しい自分になる。その時間こそ、有意義なのではないか。

“まあちゃま”にとっての『着替え』という儀式は、『外へ踏み出す準備はできている』という心理状態を確立させているように思う。それが活動的なライフスタイルへと結びついているのだろう。

18万人のフォロワーに勇気を

日々のおしゃれを欠かさない祖母を、孫の莉子さんは「ただただ、尊敬しています」と語る。

「『おしゃれしてどこ行くの?』って聞いたら、『近くのコンビニよ』って言うんです(笑)。風邪をひいて寝込んでいる日以外毎日だから、すごいなぁって」(莉子さん)

取材中、ふと莉子さんが“まあちゃま”の背中に付いていた髪の毛をそっと取ってあげていた。その仕草は、祖母を大切にしている孫の姿に映った。おそらくInstagramの投稿の動画や文章の一つひとつに、祖母への愛が詰まっているのだろう。

Instagramの投稿を始めて、まもなく1年が経つ。投稿を続ける莉子さんは、このアカウントを商業的なものにしようとは考えておらず、フォロワーとの温かなコミュニケーションの場にしたいという。

「コメントをくださる方には、『雑誌を見るより楽しい』『元気をもらえてます』と言ってもらえることがあります。コメントや質問を返したりするうちに、私のことも孫のように思ってくださる方もいて、ありがたいなって思います」(莉子さん)

SNSの反響からか、“まあちゃま”が街を歩いていると、20代の若者に「まあちゃま!」「いつも見てます」と声をかけられるそうだ。

「お友達が増えた感じです。私なんて見ていただいて、すみませんって思っちゃうんですけどね。恥ずかしいんですけど、嬉しいです」と照れたように笑う。

「高いもの、安いものとかは関係なくて。あるもので工夫すれば、おしゃれは十分できる。皆さんも面倒くさがらずに、おしゃれを楽しんでほしいです」(まあちゃま)

“まあちゃま”の存在は、同世代の高齢者たちには「諦めない勇気」を、そして若い世代には「歳を重ねることへの希望」を与えているのではないだろうか。

年齢や財力ではなく、日々の自分をどれだけ愛でることができるか——? その工夫と意志は、颯爽と歩く彼女の姿が物語っている。

池田 アユリ インタビューライター

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いけだ あゆり / Ayuri Ikeda

インタビューライター。愛知県出身。大手ブライダル企業に4年勤め、学生時代に始めた社交ダンスで2013年にプロデビュー。2020年からライターとして執筆活動を展開。

現在は奈良県で社交ダンスの講師をしながら、誰かを勇気づける文章を目指して取材を行う。『大阪の生活史』(筑摩書房)にて聞き手を担当。4人姉妹の長女で1児の母。

HP:https://www.foriio.com/amayuri4

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