賛否作「ドラクエVII」が"作り直された"理由。原作の主要素を消すほど大胆な改変にあった意図とは

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縮小

オート戦闘ではただ有効な攻撃をするだけでなく、適切な回復、スカラといった補助呪文まで使いこなす。HD-2D版『ドラゴンクエストI&II』ではオート戦闘が使いにくすぎたというのに。

ダッシュ機能もあり、シンボルエンカウント(敵の姿が見える)を採用するなど、不満になるであろう部分がこの作品ではほぼ解消されているのである(もちろん体験版で確認できる範囲に限るが)。

てっきり筆者は、古典的・保守的なシリーズだから『ドラゴンクエスト』シリーズは意図的に不便な仕様にしていたのだと思っていたのだが、どうやらそれは勘違いだったようだ。

リメイクの時代からリブートの時代へ

新たなる作り直しで悪いイメージを払拭できるかも注目だ(画像は任天堂公式サイトより)

このようにかなり快適に遊べるようになった『ドラゴンクエストVII Reimagined』だが、当然ながら原作の要素を削除することに対する不満の声はある。

たしかにそれもわかる。リメイクというのは思い出を楽しむために遊ぶ人もかなり多いわけで、快適に遊べるようにするのはともかく、原作にはなるべく忠実であるほうが無難ではあるからだ。

ただ、忠実なリメイクばかりでは縮小再生産になってしまう。ゆえに思い切ったリメイク、あるいはリブートとでも呼ぶべき作り直しもあってよいのではないだろうか。

たとえば『ファイナルファンタジーVII リメイク』シリーズは、タイトルにリメイクと入っているものの、実際はリブートであり物語のやり直しに近い。より多くのファンを魅了するゲームを目指すのであれば、そういった大胆ともいえる意気込みが必要となってくる。

ビデオゲームにおいてリメイクは当たり前のものになっており、有名作にはかなり手がつけられている。今後は『ドラゴンクエストVII Reimagined』のように、思い切ったリブートが行われる作品も増えていくかもしれない。

渡邉 卓也 ゲームライター

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わたなべ たくや / Takuya Watanabe

いわゆるテレビゲームを専門にコラム・評論などの記事を書くライター。大学卒業後はサラリーマンになったが、満足にゲームを遊べない環境にいらだちを覚えて転身。さまざまなメディアにゲーム関連の記事を執筆。駄作に対して厳しく書いてしまうことでも知られる。

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