賛否作「ドラクエVII」が"作り直された"理由。原作の主要素を消すほど大胆な改変にあった意図とは
ビデオゲームのリメイクは基本的に原作を尊重するものである。たとえば2025年9月に発売された『ファイナルファンタジータクティクス - イヴァリース クロニクルズ』では、リメイクにおいてビジュアルの強化、物語の加筆修正が行われたが、オリジナルをなるべく忠実に再現したバージョンも同時に収録されている。
そもそも『ドラゴンクエスト』シリーズ自体が保守的といえる。HD-2D版リメイク『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』などにおいては、物語やイベントを追加することはあれど、消す行為には慎重だった。
時代の変化、あるいは海外市場への配慮によって削除・変更されてしまった部分もあるが、当然ながらファンはそれを残念がる。要素の追加は許されやすいが、消す行為は難しい。にもかかわらず、『ドラゴンクエストVII Reimagined』は全体を大きく変える手法をとっているのだ。
ドラクエとは思えないほど、とにかく遊びやすい
筆者が体験版を遊んだ感想として最初に出てくるのは「こんなに快適なドラクエがあるのか」というものだ。
とにかくショートカットが充実しており、戦闘で減ったHPを回復させるのも楽だし、ルーラ(ワープ)で移動するのもわかりやすくひたすらに簡便だ。
HD-2D版リメイク『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』などでは装備がすべてテキストで表示されており見分けづらく感じていたが、本作はアイコンがあるので比較的わかりやすい。
このシリーズには道具を入れる袋の概念がある。バトル中に道具を使う場合、事前に袋からものを出して手持ちに入れておく必要があるのだが、今回は手持ちの概念がない。つまり持っている道具はすべてひとまとまりで、そこから持ちかえずに使えるようだ(袋から直接使えるようなイメージ)。
オート戦闘におけるキャラクターたちの行動もかなり賢い。体験版の範疇では、すべてオート戦闘でなんとかなるのである。


















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