前出のCVC代表の榊氏は「村田は受動部品に強いが、ステークホルダーには将来像が見えにくい。未来への備えとして、(CVCなどの取り組みを通して)しかるべき領域に攻めていると理解してもらいたい」と意気込む。
これまで村田製作所では、約15年周期で業績のピークが発生してきた。1985年は家電の小型化で軽薄短小な部品のニーズが高まった。00年はノートPCや携帯電話が進化し、高周波部品の展開が進んだ。15年はスマートフォンが急速に普及した。各時代で新たな部品ニーズをつかみ、ビジネスチャンスを生んできた。
現在、社内ではAIの進化が30年にもたらすであろう「非連続な変化」に備えなければならないという危機感があるという。
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