【多様化するニーズにあわせてミニベロスタイルを投入】ヤマハの電動アシスト自転車「パス クレイグ アリー」を新たに投入する狙い

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2026年3月に発売するヤマハの新型電動アシスト自転車「PAS CRAIG ALLEY(パス クレイグ アリー)」
2026年3月に発売するヤマハの新型電動アシスト自転車「PAS CRAIG ALLEY(パス クレイグ アリー)」(写真:筆者撮影)

需要増をみせる電動アシスト自転車だが、とくに近年は多様化するユーザー・ニーズに呼応するように、さまざまなスタイルのモデルが登場している。いわゆるママチャリからスポーツモデルまで、まさに百花繚乱だ。

そんななか、ヤマハ発動機(以下、ヤマハ)が発表した新型「PAS CRAIG ALLEY(パス クレイグ アリー)」は、いわゆる「ミニベロ」というスタイルを採用していることがポイントだ。

主な特徴は、20インチの小径タイヤや小柄で軽量な車体、都会にマッチするシンプルかつスタイリッシュなデザインなどが挙げられる。メインターゲットは電動アシスト自転車のエントリーユーザーだというが、なぜ今こうした小径タイヤのモデル(以下、小径モデル)をリリースするのか。

ここでは、ヤマハ主催の報道関係者向け発表会で実際のモデルを取材。同モデルの魅力やヤマハの狙いなどについて紹介する。

【写真】ヤマハの新型電動アシスト自転車「PAS CRAIG ALLEY(パス クレイグ アリー)」の細部を確認する(52枚)

ミニベロの意味と、なぜ小径モデルなのか

ミニベロとは、「mini(小さい)velo(自転車)」というフランス語で、タイヤの直径が20インチ前後の小さな自転車を意味する。ママチャリなどの一般的な自転車は、タイヤ径が26インチ以上のモデルが多いのに対し、車体やタイヤ径が小さいため、駐輪スペースが狭くても保管が可能になっている。

また、小まわりが利くので、都市部の細い路地などでもスイスイと移動できるなどのメリットを持つ。さらに小径タイヤでもペダル一漕ぎで進む距離は26インチモデルと同等となるようギア比など調整。小径タイヤのため、漕ぎ始めでスムーズな発進ができるなど、さまざまな魅力がある自転車だ。

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