【多様化するニーズにあわせてミニベロスタイルを投入】ヤマハの電動アシスト自転車「パス クレイグ アリー」を新たに投入する狙い

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ハンドル左側には、充電状態やモードの表示および操作を行うコントローラーを配置
ハンドル左側には、充電状態やモードの表示および操作を行うコントローラーを配置(写真:筆者撮影)

なお、各モードの一充電走行距離(バッテリー満充電からアシスト停止まで走行したときの走行距離)は、以下のとおりだ。

・強モード:63km
・スマートパワーモード:75km
・オートエコモードプラス:128km

バッテリーは大容量15.8Ahのコンパクトなリチウムイオンタイプで、車体から取り外して、室内などでも充電が可能。充電時間は約4.5時間だ。バッテリー残量の確認やアシストモードの設定などは、ハンドル左側にある「スマートクロックスイッチ」で行う。ほかにも、丸みを帯びたフォルムが特徴の砲弾型ヘッドライトが、クラシカルかつモダンな雰囲気を演出。フロントのVブレーキは、優れた操作感と制動力を発揮する。

価格について

カーキジェイド 2(ツヤ消し)のパス クレイグ アリー
カーキジェイド 2(ツヤ消し)のパス クレイグ アリー(写真:ヤマハ発動機)

PAS CRAIG ALLEYの価格(税込み)は、13万8000円。車体カラーは、「メルティグラファイト」「マットエクリュ(ツヤ消し)」「カーキジェイド 2(ツヤ消し)」の3タイプで、2026年3月27日に発売予定だ。

ヤマハのPAS CITY-X
ヤマハのPAS CITY-X(写真:ヤマハ発動機)
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ヤマハのPASシリーズには、すでに小柄モデルとして「PAS CITY-C(パス シティ-C)」「PAS CITY-X(パス シティ-X)」「PAS CITY-V(パス シティ-V)」もある。ただし、PAS CITY-XとPAS CITY-Vは、ヤマハの開発者によれば、「高い走行性能も実現する一方、エントリーユーザーにはやや敷居の高い印象もある」という。

それに対して新たに発売するPAS CRAIG ALLEYは、「初心者にも扱いやすいコンフォートな乗り味」も特徴と語る。従来のヤマハPASモデルとも一線を画す新型の特徴に対し、果たして、市場がどのような反応を示すのかが今後興味深い。

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平塚 直樹 ライター&エディター

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ひらつか なおき / Naoki Hiratsuka

1965年、福岡県生まれ。福岡大学法学部卒業。自動車系出版社3社を渡り歩き、バイク、自動車、バス釣りなどの専門雑誌やウェブメディアの編集者を経てフリーランスに。生粋の文系ながら、近年は自動運転や自動車部品、ITなど、テクノロジー分野の取材・執筆にも挑戦。ほかにも、キャンピングカーや福祉車両など、4輪・2輪の幅広い分野の記事を手掛ける。知らない事も「聞けば分かる」の精神で、一般人目線の「分かりやすい文章」を信条に日々奮闘中。バイクと猫好き。

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