『アイドル』や『愛♡スクリ〜ム!』など…日本の《アニメソング》が国内外で親しまれる「3つの背景」

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全米ビルボードでの反響やアーティストの海外公演に関する報道が増加し、アニソンに対する“海外の反応系動画”もすっかり定着してきました。

これは単純にSNSやネットの普及によるところもありますが、日本国内でそれだけアニソンへの興味・関心が高まった結果でもあるのだと思います。

3つのフェーズを経て広がり続けるアニソン

アニソンとされる音楽ジャンルでは、インターネット以前、それこそテレビアニメ黎明期から、今も人々の間で親しまれる名曲がたくさん生まれてきました。

それが今になって世間でこれほどまでに存在感を示すようになったのは、3つのフェーズを経て、さまざまなアニソンがより多くの人々にまで届くようになったからでもあるのでしょう。

近年では最新楽曲だけでなく、サブスク解禁やリメイク作品の増加に伴い、往年のアニソンの魅力が再発見される機会も増えてきました。

また、『マツケンサンバⅡ』や『島人ぬ宝』といった有名楽曲がカバーされて新しくアニソンに加わるなど、興味深い展開も少なくありません。

私たちの日常にアニソンがどれだけ溶け込んでいるのかーー。年末にかけて『レコード大賞』や『紅白歌合戦』の話題が増えていく中でも、改めて実感できることでしょう。

小新井 涼 アニメコラムニスト

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こあらい りょう / Ryo Koarai

アニメコラムニスト。北海道大学観光学高等研究センター研究員。博士(観光学)。 KDエンタテインメント所属。 毎週約100本以上の全アニメを視聴し、全番組の感想をブログに掲載する活動を10年以上継続中。様々な媒体へのコラムの寄稿や番組へのコメンテーター出演をする傍ら、学術的な観点からもアニメに関する研究をしている。近年はその知見を活かし、クランチロール・アニメアワードや声優アワードで審査員や選考委員も務める。著書に「鬼滅フィーバーはなぜ起こったか? データで読み解くヒットの理由」(インプレス)。

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