軽井沢で静かな贅沢「北欧の暮らし」を味わう休暇 食やインテリアを楽しむホテルステイを《知る人ぞ知る静養の地》
1階にはカフェ、ベーカリー、パティスリー「pâtisserie m.koide(パティスリー エムコイデ)」、デンマーク料理を提供するレストラン「jord Y farm kitchen(ヨードワイファームキッチン)」がそろう。
2階にはホテルのほか、オフィスとhalutaが運営するヴィンテージショップとギャラリーが併設されている。
ホテルの客室は全部で3室。グランドルーム(grand room)、ステューディオ(studio)、テラス(terrace)の3タイプがあり、各部屋は「住まうような滞在」をイメージしている。そのため、すべての部屋にツインベッド、ダイニング、キッチン、バスタブとトイレが備わっている。
窓辺から雄大な蓼科(たてしな)山を望み、光の移り変わりがはっきり感じられる豊かな景観だ。
寝具のマットレスはオーストリアで代々続く職人の手による、馬のテールヘアーを100%用いたハンドメイドのもの。家具だけでなく、ティータイムに使うポットや器も貴重なヴィンテージの品々だ。
家具はショールームに並ぶ商品を用いており、定期的に入れ替えを実施し、客室体験の刷新と販売の循環を両立している。そのお値段、一室当たりの家具評価額は約600万〜1600万円。なんという贅沢なのだろうか。ヴィンテージ家具の価格は世界的に高騰しており、現在は20年前の約5倍にも上るという。
気軽に買うのが難しいからこそ、ホテルで使い心地を試せるのもよい体験になるだろう。客室ではワーケーションも可能なしつらいであり、より日常に近い環境だ。1週間くらい滞在してみるとより「暮らし」を実感できるかもしれない。
開業以降、幅広い世代の方が訪れているが、主に夫婦やカップルでの利用が多い。小さな子どももウェルカムで、ヴィンテージベビーベッドも備えていることから家族連れの姿もあるそうだ(ただし部屋によって、子どもの宿泊に制限がある)。
古き良き文化を継いでいく価値観
長野県出身の徳武さん。もともと古いものに魅せられていた。halutaを創業する前は都内の雑貨メーカーに勤めており、フレンチやアメリカンの雑貨を手がけていた。



















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