13歳の中学1年生が賭博で児相通告「オンラインカジノ」への誤解、高校生「ロマンス詐欺」で数百万詐取も…ハマらないために親と学校がやるべきこと
スマホを持たせたことで子どもが犯罪者になってしまうーー、そんな事態を防ぐために、親や学校ができることを考えてみました。
オンラインカジノがグレーゾーンという誤り
オンラインカジノとは、ネットを通じてルーレットやスロット、カードゲームなどの賭博ができるサービスを指します。利用者はクレジットカードや銀行送金、暗号資産を使ってポイントを購入し、獲得したポイントを現金などに換金します。
オンラインカジノのほとんどが海外で運営されており、運営元の国でライセンスを得ているため合法だとうたっています。そのため、「日本国内からアクセスしても合法だ」と勘違いされることもありますが、これは誤りです。
日本では、競馬、競輪、競艇、オートレース、宝くじなど、法律で認められた公営ギャンブル以外の賭博行為は、刑法によって禁止されています。日本国内ではオンラインカジノで賭博を行う行為は、刑法上の「賭博罪」または「常習賭博罪」に該当する犯罪です。
さらに、20歳未満の場合は「少年法」の対象となります。少年法が適用されることで、その後の処分は刑罰ではなく保護処分(保護観察、少年院送致など)の対象となります。この行為は健全育成を阻害するものとして、刑事罰ではなく保護処分の手続きに進みます。
「無料で遊んでいれば大丈夫」と解釈し、オンラインカジノを始めてしまう人もいますが、警察庁は"「有料版」はもちろん、「無料版」や「無料ボーナス(ポイント)」であっても、オンラインカジノの利用は絶対にやめましょう"と呼びかけています。オンラインカジノを利用することで射幸心から逃れられなくなることを考慮しての警告だと思われます。
では実際に、オンラインカジノを利用している人はどのぐらいいるのでしょうか。警察庁が今年1月に公開した「オンラインカジノの実態把握のための調査研究の業務委託」によると、オンラインカジノにアクセスした経験があると答えた10代は8.7%で、全体の7.6%よりも少し高く、年代別では20代、30代に続く割合になっています。



















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