13歳の中学1年生が賭博で児相通告「オンラインカジノ」への誤解、高校生「ロマンス詐欺」で数百万詐取も…ハマらないために親と学校がやるべきこと

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「オンラインカジノサイト」へのアクセス経験の有無 グラフ

また、オンラインカジノで「有料版」をプレイした経験の有無について10代は、「現在プレイしている」と答えた人が31.7%、「過去にプレイしていたが、今はやっていない」と答えた人も31.7%、「プレイをしたことがない」と答えた人は36.6%います。

10代の場合、クレジットカードを持っておらず、掛け金の用意も難しいため、オンラインカジノ利用はほかの年代よりもハードルが高いと考えられます。それでも経験率が高いことから、金銭的な問題をクリアすればオンラインカジノに手を染める可能性が高いことが推測できます。

前述の事例でも、親の金やロマンス詐欺の金などを利用しており、オンラインカジノやりたさで周囲を巻き込んでいる様子が見られます。

オンラインカジノには時間や場所といった物理的な制限がなく、衝動が起きたらいつでもギャンブルができるリスクがあります。警察庁の調査でも、10代の利用経験者の7割近くがギャンブル依存症の自覚があると答えています。ゲーム感覚でオンラインカジノを始め、やがて抜けられなくなった人もいるでしょう。

オンラインカジノにハマらないためには

子どもにオンラインカジノをさせないためには、まず「オンラインカジノが違法である」ことをしっかり伝えていくべきです。ネットを検索するとオンラインカジノのサイトにアクセスできますが、決してプレイしてはいけません。

また、「おすすめのオンラインカジノ」といったサイトの開設やSNSでオンラインカジノの宣伝をすることは、今年9月から違法になりました。「おすすめされているから合法」とは思わないように、それ自体が違法であると説明してあげてください。

また、家庭では子どものスマホにフィルタリングを設定することにより、ギャンブルサイトへのアクセスを基本的に遮断できます。

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