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大恐慌時、覇権国が役割を果たせず、国際公共財の供給が停止した/チャールズ P.キンドルバーガー『大不況下の世界 1929-1939』を読む(上)
同年、国際政治でもう1つ話題になったのが、国際政治学者ジョセフ・ナイの「キンドルバーガーの罠」という概念だ。ナイは、「真の危機はトゥキディデスの罠ではなく、キンドルバーガーの罠であり、アメリカが1930年代のイギリスのように、国際公共財の供給を怠ることだ」と論じた。
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