リスボン観光の象徴「ケーブルカー事故」なぜ起きた 滞在時に見た現場、オーバーツーリズムが遠因?

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ポルトガル・リスボンで9月3日に事故を起こしたグロリア線のケーブルカー(写真は1996年に筆者撮影)
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筆者はたまたまリスボンに滞在していた

9月3日、ポルトガルの首都リスボンの中心街を運行するケーブルカーが、その命綱ともいえるケーブルの破損によって脱線。坂の下に転げ落ちてカーブ外側のビルに激突し、車両は大破するという前代未聞の事故が起こった。現地在住者のほかドイツ、韓国などからの観光客を含む計16人が犠牲となった。

筆者はたまたま、事故当日にリスボンを訪れており、くしくも利用する宿がこのケーブルカーの山上駅近くだったので、事故翌日、多くの報道陣が見守る中で行われた現場検証などを目の当たりにした。

【現地の写真】リスボン観光の象徴「ケーブルカー事故」はなぜ起きた?事故翌日の現場の様子。事故が起きたグロリア線の麓側の終点にはたくさんの献花が
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