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〈アリーナラッシュの仕掛け人に聞く〉Bリーグの島田チェアマンが激白…「アリーナは想像しなかった数に」「ムーブメントを起こした責任はある」

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――想定を上回る数のアリーナが整備されることになった理由をどうみていますか。

社会的大義をうたってきたことだ。メジャーなスポーツでもないのに、何百億円もかかるものを作ってくれと言ったところで見向きもされない。どういうメッセージを伝えていくことが重要なのかを考えた。

地域活性化に資することがBリーグの理念で、クラブが人気になればその地域も潤う。そこに足りなかったのがアリーナだ。

バスケの試合を開催するだけでなく、コンサートやイベントを誘致することで、周辺の公共交通機関や宿泊施設、飲食店にお金が落ちる。地域の一体感の醸成、スポーツに触れる機会の創出につながり、アリーナ自体を防災拠点としても活用できる。

島田慎二(しまだ・しんじ)/1970年、新潟県生まれ。日本大学卒業後、マップ・インターナショナル(現エイチ・アイ・エス)入社。2012年千葉ジェッツ運営会社ASPE社長、 2016年Bリーグ理事、2017年Bリーグ副理事長に就任。 2020年に千葉ジェッツを離れ、Bリーグチェアマンに就任(撮影:今井康一)

――アリーナの運営においては、年間30程度のBリーグの試合以外にも興行を呼び込み続ける必要があり、収益確保は簡単ではありません。Bプレミアへの参入を審査する際には、クラブが提出したアリーナ計画の持続可能性や、実際の地域活性化への寄与度合いもみているのでしょうか。

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