ゲーム感覚で1000個超の資格・検定制覇!東大卒"資格のプロ"が語る、世界広げる「勉強」の極意 学校とは違う、挫折しない「点数稼ぎ」のスキル

資格・検定で世界の見え方が変わる

1981年生まれ、富山県出身。資格コンサルタント。総合情報サイト「All About」資格ガイド。東京大学理学部卒。東京大学公共政策大学院修了。米国公認会計士、気象予報士、中小企業診断士、行政書士、証券アナリストなど、これまで約1040個の資格を取得。年間80個以上のペースで資格試験を受け続け、資格の専門家として多方面で活動中。雑誌・テレビ・ラジオなどのメディア出演実績は500件以上。著書に『効率よく短期集中で覚えられる 7日間勉強法』(ダイヤモンド社)、『小学生にもとれる!資格・検定カタログ』(小学館)などがある。近年は資格ソング「Quadrangle - LICENSE & PEACE -」のリリース、資格マンガ「資格マニアな兄」の発信など、活動の幅をアート・エンタメ領域へも広げている。公式サイト「シカクロード」https://shikakuroad.jp/
(写真は本人提供)
──鈴木さんはこれまで1040個近い資格や検定に合格したそうですが、きっかけは何だったのでしょうか?
大学時代、東大生協の学生委員会というサークル的なものに所属しており、その広報紙で僕が担当したのが「資格道」というコーナーでした。内容は、毎月何かしらの資格試験を受けに行き、勉強の過程や試験当日のエピソード、結果などを面白おかしく記事にするというもの。当時はまだスマホもSNSもなく、みんながインターネットをやっているわけでもなかったので、学内の限られたコミュニティではありましたが、ちょっと変わった活動をしてそれを発信するというのが楽しかったんです。体当たり企画で、今のYouTuberさんみたいなノリでしたね。
──それ以前もいろいろな資格・検定を受けていたのですか?
この企画を始めるまでは格別資格に興味があったわけでもなくて、英検や漢検、普通自動車免許などを取っていた程度です。「資格道」で最初に受検したのは、日商文書技能検定(現:日商PC検定文書作成)2級でした。今はオンラインやテストセンターで随時受けられる資格・検定も増えましたが、当時の試験の多くは現地開催で、受検できる日程が限られていたため、自分の興味とは関係なしに、とりあえずその月に受検できるものを受けていました。「資格道」を始めたのが大学2年の秋で、取得した資格・検定は大学卒業(2004年)時点で30個、大学院修了(2006年)時点で90個になりました。