JR東海リニア「新車両」開発の陰で進む方針転換 静岡工区の教訓「わかりやすい説明」の重要性
会場では「取材手帳」を手にしたこども記者たちが各社のブースを訪ね歩き、質問をしたり、クイズに答えたりしていた。JR東海のブースではリニアに関する質疑応答のほか、東海道新幹線の現役パーサーが業務について説明していた。こども記者が熱心にメモを取っていた。
別の場所ではJR東日本の制服を着た参加者がJR東海のパーサーと並んで立ち、その姿を京王の車掌が写真撮影していた。参加者の1人、小学生の龍之介君は「普段はライバルの3社がコラボしているのがすごい」と目を輝かせていた。
川崎では「縄跳び」イベント
さらにこの日、県内ではJR東海が関係する別のイベントも行われていた。7月27日〜8月3日に川崎市内で開催されたジャンプロープ(縄跳び競技)の世界選手権大会に先立ち、大会を盛り上げるためのイベント「ジャンプロープチャレンジ」が川崎駅直結の商業施設「ラゾーナ川崎プラザ」で開催されたのだ。JR東海は川崎市などとイベントを共催した。

このイベントの企画段階から関わったJR東海の担当者に話を聞くと、「当社は川崎市とも協力しながら路線の整備を進めており、市との連携をより密にしていきたいと考えていたところ、当社にジャンプロープの世界チャンピオンが在籍しており、ぜひ協力して盛り上げたいということになり、開催に至った」とのことだった。
ファンテックラボの取材を終えたその足でラゾーナ川崎を訪ねた。会場では世界選手権に出場する海外選手たちが気さくに子どもたちに縄跳びのコツを伝授している姿が目を引いた。会場の誰もが選手たちとの国際交流を楽しんでいた。JR東海の担当者は事前に「中高生が多く参加すると思います」と話していたが、実際は小学生が多かったように思われた。
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