学費タダ・経歴不問でエンジニア養成するフランス発「42 Tokyo」の実態、採用直結型カリキュラムでホワイトハッカー集団とタッグ

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42 Tokyoのキャンパス
東京・新宿にある42 Tokyo。キャンパスは24時間365日開いている(写真:42 Tokyo)

サイバー攻撃の脅威が国家や企業、そして個人の日常にまで及ぶ現代において、それを防ぐサイバーセキュリティ人材の不足は、日本社会が抱える喫緊の課題となっている。

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経済産業省の調査によれば、約11万人のセキュリティ人材が不足しているとされ、その数は今後も拡大が見込まれる。

この深刻な人材不足という課題に対し、異色のエンジニア養成機関「42(フォーティーツー)Tokyo」と最前線のサイバーセキュリティ企業「フォアーゼット」が手を組み、新たな人材育成の道を切り拓こうとしている。

「教師も授業もない」異色の学び舎、42 Tokyo

42 Tokyoは、なんと学費無料で、それまでの学歴やプログラミング経験をいっさい問わないというユニークなエンジニア養成機関だ。

一方、フォアーゼットは田中悠斗氏が率いるホワイトハッカー集団。この両者がタッグを組んで開始したのが、採用直結型のエンジニア就職支援カリキュラム「Road to Fore-Z」だ。今回は、このユニークな取り組みについて、42 Tokyo広報の成澤瑞紀氏とフォアーゼット 代表取締役の田中悠斗氏、そして「Road to Fore-Z」にチャレンジした学生の稲村孝祐氏に話を聞いた。

【写真】DMM会長の亀山敬司氏がフランス・パリにある42の理念に共感して設立した「42 Tokyo」。ユニークなカリキュラムで、2020年の開校から卒業生は約2000人にのぼる
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