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JR北海道「女性運転士ゼロ」の異様、JRグループの中で唯一。背景には「女性運転士の施設がほぼない」「労組の影響」「旧国鉄時代からの古い体質」

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旧国鉄をルーツとするJR7社で初めて女性運転士が登場したのは1997年のこと。同年に実施された女性差別禁止規定を強化した男女雇用機会均等法の改正を背景に、JR貨物で前年に入社したばかりの石村麻紀さん(当時23歳)が「甲種電気車運転免許」を取得。会社側も更衣室や女性用トイレなどの設備を設け、女性運転士が実働できる環境を整えた。

夜行列車を中心に、最大26両、10トントラック65台分の貨物を一度に運ぶJR貨物の運転士。過酷で地味な仕事だが、JR貨物では現在7人の女性運転士が活躍している。

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