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ドラマ「最後の鑑定人」に見る≪人間観察術≫ あの人の嘘は“しぐさ”に表れる!

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  • 清水 建二 株式会社空気を読むを科学する研究所代表取締役

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©岩井圭也/KADOKAWA ©フジテレビ

現在放送中のフジテレビ系ドラマ「最後の鑑定人」は、元科捜研で卓越した鑑定技術を持つ主人公、土門誠(演:藤木直人)と彼の鑑定所で働く心理学のスペシャリスト・高倉柊子(演:白石麻衣)の二人が、科学的アプローチを駆使して難事件に挑むサイエンスミステリーです。

高倉の特技は、表情やしぐさから嘘を見抜くこと。ドラマに登場する俳優の表情やしぐさの数々は、筆者が監修者となり、科学知見に基づくリアルさを追求したセリフや演技となっています。

ドラマでは第一話の冒頭で以下のようなシーンがあります。

左右の主婦に囲まれ、得意げに話をしている主婦。
主婦:「そうなのよ。ようやくうちの人、昇進決まってね。新車?せっかくだから買っちゃおうかって──」
主婦、喉元に指を当て、せわしなくさする。

「喉元を指でさする」は嘘のサイン?

最初は、主婦のしぐさです。「喉元に指を当て、せわしなくさする」。これは、マニピュレーター(身体の一部で他の身体を触ったり、さすったり、叩いたり、揉んだりする動きのこと)です。感情に波が起きたときに生じるしぐさで、感情の波をなだめるためになされます。

「夫が昇進し、新車を買う」というポジティブなメッセージを発信しつつも、感情が不安定になっている。嬉し過ぎる感情を抑え、周りからの嫉妬を買わないようにしている。そんな可能性も考えられます。

一方、他人からの嫉妬を意識する人が、新車の話題を持ち出すのか?という疑問も湧きます。この自慢、本当かどうか怪しいところです。

身近にこんな人がいたら、「等身大の自分には価値がない」と思ってしまっている人かもしれません。

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