
2029年度は2~3倍の純利益を目指すべきだ
――6月16日の時価総額は12兆円超と、期初から1.4倍に拡大しました。同日のPERは49倍です。市場の期待をどのように受け止めていますか?
ちょっと異常だと思うが、市場は当社に今より2~3倍の利益を出す力があると期待しているのだと思う。以前は中期経営計画で出した数字を達成できないのが常だったが、前計画はほとんどの項目で超過達成できた。ここ1~2年の単年度見通しも達成できている。株価はわれわれの取り組みに対する信頼の表れではないかと思う。
――現事業計画(2024~2026年度)では最終年度に事業利益4500億円の達成を掲げています。
そのレベルではダメでしょう。もちろん計画は達成できると思うが、マーケットが見ているのはもっと先。現計画は2026年度が最終年度だが、次の計画は2029年度までになるだろう。そのときは足元の倍プラスアルファの利益を出せなければ、マーケットは失望するだろう。
前期は2454億円の純利益を出したが、2029年度はその2~3倍を目指すべきだ。今の株価はその期待の表れだと思う。応えなければならない。
――利益成長を牽引するのは防衛関連事業ですか。
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