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〈独占インタビュー〉ソニー傘下の世界最大アニメ配信「クランチロール」社長を直撃→アニプレックスとの合弁の狙い、配信権のライバル関係は

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――競合するネットフリックスやアマゾンプライムビデオと比較したとき、クランチロールの強みは何ですか。

私たちの使命はアニメファンのために、そのファンダム(ファンのコミュニティ)全体に対してすばらしい体験価値を創造することだ。社内ではよく「あらゆる人に向けた“何か”ではなく、誰かにとっての“すべて”になりたい」と言っている。

手がけているのはストリーミング(映像配信)だけではない。Eコマース、ゲーム、グッズ展開、音楽、マンガ、劇場での展開など、アニメファンのためのあらゆる体験を創造することに注力している。

今年からアメリカで開始する「クランチロール・マンガ」も、その一環だ。私たちがアニメファンに「アニメのほかにどんなコンテンツがあればいいですか?」とたずねたところ、マンガは最も要望の多かった中の1つだった。

ラウール・プリニ/1997年にインドのスリ・ヴェンカテスワラ大学でコンピューターサイエンスとエンジニアリングの学位を取得。テキサス・インスツルメンツでソフトウェアエンジニアとしてキャリアをスタートし、複数のIT企業を経て2015年にCTO(最高技術責任者)としてクランチロールの前身の1つであるファニメーションに入社。COOを経て2022年から現職(記者撮影)

集英社とも「交渉している」

――コミック作品の配信を行うためには、日本の出版社との連携が不可欠です。独占配信権についてなどの交渉をしていますか。

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