――このタイミングしかない、という好機が転がり込んできたのですね。
実はFIFTH SEASONに投資するために、すごく長い期間をかけて社内外の役員に説明をしてきた。そして、「なぜ海外(への投資)にこれほど高い金額を払わなければならないのか」というムードが変わってきたところに、「どうしてもこのアニメ会社だけは買っておいたほうがいいと思うんです」と言えた。
おそらくいろんな人たちがGKIDSを買いたいと思っただろう。もし(投資案件の順番が)逆だったら、GKIDSに対してものすごく長い期間のデューデリジェンスをして、イライラしたGKIDSが「東宝だけじゃなくて、(M&Aの交渉を)オープンにしちゃうよ」となったかもしれない。いろんなことが、運と縁でつながっていると思った。
――北米におけるアニメ映画の配給会社といえば、ソニーグループ傘下のアニメ配信大手、クランチロールが有名ですが、GKIDSはキャラクターが異なる企業という印象です。




















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