情シス涙!パスワードの使い回し、メールの誤送信、デバイス紛失、“サイバー攻撃”まさかの原因は「社員のうっかり」連発

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メール誤送信 フィッシングメール
(tadamichi / PIXTA)

企業のセキュリティ対策において、最も脆弱な部分は何でしょうか? ファイアウォールの機能不足でしょうか? それともウイルス対策ソフトのアップデート不足でしょうか?

実は、多くの場合「人」がセキュリティの最大の弱点になっているのです。サイバーセキュリティクラウドの調査によれば、セキュリティインシデントの原因の第2位が人為的ミスで27.3%も占めており、この数字は情報システム部門(情シス)担当者にとって深刻な課題となっています。ちなみに、第1位は不正アクセスです。

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今回は、情シス担当者を日々悩ませる社員の「うっかりミス」が引き起こす深刻なサイバー攻撃被害の実例と、社員みんなが肝に銘じておくべき対策を紹介します。トラブルが起きてから反省しても取り返しがつかないこともあるので、本記事とあわせ、日ごろの行動を思い返してみましょう。

パスワードの使い回しがもたらすセキュリティホール

企業の情報システムにおける重大な脆弱点の1つが、「パスワードの使い回し」です。複数のサービスで同一のパスワードを設定している社員が少なくなく、トレンドマイクロの調査によると、83.3%のユーザーが同じパスワードを複数サイトで使っていると回答しました。

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