
(写真:takeuchi masato/PIXTA)
一般に、高等教育はより高い収入や安定的な雇用をもたらすと考えられている。OECD(経済協力開発機構)のデータによると、日本はほかのOECD諸国と比べて大学の授業料が高く、高等教育への政府支出割合が低い国に位置づけられる。だが、大学進学率は約51%(2019年度)でOECD平均と同水準。過去約50年の間に、男女ともに大きく上昇した。
男性は1970年度から22年度に19ポイント(41%→60%)の上昇、女性は同期間で40ポイント(13%→53%)の上昇である。大学の数も382から807に増えた。
女性の大学進学が急増する中で、大学進学による女性の収益機会は男性と同等になっただろうか。
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