スコアだけじゃない!ゴルフで差がつくウェアの着こなし「きれいめ」回帰、トレンドの深読みで見えた失敗しないコーデ

とはいえ、開放感が魅力の1つでもあるゴルフですから、春夏ともなればやはりカラフルな色が注目されるのは昔も今も変わりません。そこで昨今、トレンドを牽引してきたのがくすみのあるスモーキーカラーです。
それにより、品性をわきまえつつ色味を取り入れる提案がなされました。昨年はグリーンがその中心を担っていましたが、今年はちょっとした変化がありそうです。ビームスゴルフのディレクター、伊藤雅人さんは多彩なブルーを1つの候補に挙げます。

「ビームスらしいユニークさと、夏のゴルフ場でテンションが上がる配色のウェアを今季は展開します。例えば、モノトーンベースの着こなしにティファニーブルーやライトブルー、ターコイズブルーを差し込むといった具合でしょうか」
ユナイテッドアローズ ゴルフのPRを担当する辻典秀さんも、ブルーを取り入れた着こなしに目を向けます。

「今季はさまざまなグレーの色味に着目し、それをベースにくすんだブルーなどをアクセントカラーとしたスタイルを提案します。さり気なく変化を加えただけでも印象はだいぶ変わると思いますね」
もう1つ、カラーで注目されるのがベージュです。

ジェイ リンドバーグのPR、石田侑林さんは「グリーンは昨年までの定番から少し落ち着き、ベージュが台頭してくるかもしれません」と話し、加来さん(パーリーゲイツ)は「春夏らしいネイビーやホワイトもいいですが、チノパンなどに見られるベージュも視野に入れておきたいところです」と先読みします。
ファッションシーンでもここ最近、春夏の主力カラーとして認知度を高めているベージュですから、その余波がターフにまで及んだとしても不思議ではありません。
さりげなくを「グラフィック」と「織り柄」で
ゴルフウェアでは、鮮やかな配色同様、ド派手な総柄も主流ではありました。ただ、モノトーンが1つの選択肢として浸透し、シンプルなデザインを希望するプレーヤーも増えているように感じます。
とはいえ、単なる無地というのも味気なく、ブランドとしてのカラーも霞んでしまいかねない。そこで今季、より多く登場しそうなのが身頃と同系色の色で表現したグラフィックや、ジャカード織りにも代表されるような織り柄による個性出しです。
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