預金を丸ごと奪われた…ころっと引っかかってしまう「ネットバンキング詐欺」あの手この手、被害に遭わないためには?
被害者本人が口座の開設や送金の手続きを手伝っているので、銀行側の対策が及びにくくなることがあります。金融機関や警察が暗証番号を電話で尋ねることはないため、本来なら不審に思うべき状況ですが、巧みな話術で信じ込ませるなりすまし詐欺の一種とも言えます。
入り口として最も多いのはフィッシング詐欺
ネットバンキング詐欺の入り口として最も件数が多いのが、フィッシング詐欺で手口の9割を占めます。銀行をかたって偽のメールやショートメッセージ(SMS)を送り、フィッシング詐欺サイトにアカウント情報などを入力させる手口です。
以前は、詐欺サイトのURLや日本語を見れば簡単に詐欺であることに気が付けたのですが、最近は詐欺師の技術力が上がって本物と見分けがつかなくなってきています。詐欺メールに書かれている内容をいくつかご紹介します。
どれも焦らせるような内容で、一定時間内にアクセスさせようとします。
本来であれば、IDとパスワード、口座情報、暗証番号さえあれば不正アクセスできるのですが、生年月日や携帯電話番号、メールアドレスといった個人情報から、クレジットカードの情報まで、盗める情報は可能な限り盗んでいこうとするケースもあります。
ネットバンキングは通常のパスワードだけでは振り込み操作ができないことが多いです。ログイン用とは別に振り込み用の認証を行うのですが、その第2暗証番号カードの番号を聞き出そうとするケースもあります。
例えば、「口座が凍結されたので、再開のために第2暗証番号カードの番号を入力して確認してほしい。新規カードはその後発送する」などとそれっぽい理由を言ってくるのです。ログイン情報に加えて、第2暗証番号カードの番号をすべて教えてしまっては、詐欺師は好き放題に振り込みできてしまうので絶対に教えてはいけません。
ネットバンキングでの振り込み時にワンタイムパスワードの生成機を使っている銀行もあります。その場合も、そのパスワード生成機を交換すると言って、送付させ、4000万円近くを奪われた事件も起きています。
さすがにパスワード生成機を送らせようとすると詐欺に気が付かれてしまう可能性があります。パスワード生成機のパスワードは一定時間ごとに変わるので、あらかじめ聞いておいても意味がありません。そこで、リアルタイム型フィッシング詐欺という手口が登場しました。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら