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投機筋の「本当の円売り」が始まる条件とは何か 昨夏の1ドル=161円からさらなる円安進行も

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家計も企業もキャピタルフライトを加速させている。投機筋は仕掛けどころを探っているのかもしれない。

昨年夏に1ドル=161円台をつけたドル円相場。今年はさらに円安が進むかもしれない (写真:ロイター/アフロ)

外国株を投資対象とする投資信託への資金流入が一段と増加している。筆者が純流入額を集計している代表的な外国株投信(為替ヘッジなし)25本について見ると、純流入額(投信の購入額から売却額を引いた金額)は昨年末ごろから1ノッチ上がったような増加傾向を示している。

昨年初から新NISA(少額投資非課税制度)が始まり、外国株投信への純流入額が増えたことが話題になった。自動で積み立てていく投資が主流だからか、投信への流入額は毎月第1営業日(データに表れるのは第3営業日)に増える傾向がある。

先ほどの投信25本で見ると、2024年中で最も純流入額が大きかったのは1月最初の営業日で、2359億円だった。それが今年1月最初の営業日である6日(データに表れているのは8日)の純流入額は4074億円と、70%以上も増えた。

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