部下困惑!「石破構文」的な話し方「改革のススメ」 ビジネス現場で「いるいる!」 話し方改善の方法
ただ本人は「丁寧に説明しているつもり」でも、聞き手からすると「結局どういうことなのか」が理解できない。
だから「石破構文」的な回りくどさは会議を長引かせ、意思決定を先延ばしにするリスクが高い。
では、石破構文で話しがち人は、どのように改善すべきか。3つのポイントを紹介する。
改善する3つのポイント
やはりこれだ。結論ラストではなく、結論ファーストで話すこと。
はじめに明確な結論を提示することで、聞き手は「何を話されているのか」を理解しやすくなる。その結論にいたった背景や前提を細かく話そうとすると、結論が曖昧になる。最悪なのは結論を言わず、知らず知らずのうちに終わってしまうことだ。
聞き手にとってだけでなく、話し手にとっても、まず結論を先に話すようにしよう。
文章でも会話でも、一文で伝えるテーマは1つにしぼる。複数のテーマを一文に詰め込むと、受け取る側は頭を整理することが難しい。
特に頭の回転が速い人は、話している途中で「●●といえば……」「いま思い出しましたが……」など、本来のテーマとは違うトピックまで織り交ぜて話しがちだ。
「1センテンス1テーマ」を心掛け、話を短くするよう意識してほしい。
ついつい修飾語を重ねたり、修飾節を多用してしまう人は、この書籍を読もう。本多勝一氏の『日本語の作文技術』である。文章力だけでなく、話す力もアップする。
基本は、かかる言葉と受ける言葉を、できる限り直結させること。たとえば次の文章を読んでもらいたい。
「私は、Aさんの新しい肝煎りの商品のプロジェクトで、以前からの施策では大部分の効果があるとは、とても言えない」
どの言葉が、どの言葉にかかっている(修飾している)のか、とてもわかりづらいセンテンスだ。
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