映画『忍たま』大人向けに"大胆転換"も好調の訳 13年ぶりの劇場版、他作品のヒットも影響?
また、昨年の人気作『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』は、国民的アニメから映画化し、PG12区分の"大人向け"ホラーミステリーをヒットさせた経緯から『忍たま』と共通する部分が多い作品だ。
本作は、前提知識をほぼ必要としないオリジナル脚本であることもプラスに働き、アニメ視聴者の枠を超えて口コミで売り上げを伸ばし、興収30億の実績を生んだ。
『忍たま』ファン以外のアニメ視聴者の動員がキモ
一方、映画『忍たま』の場合は、テレビアニメ視聴者である「子どもの目線」を意識しつつも、初見の観客として想定される「大人向け」を両立した作りとなっており、その立ち位置は少々複雑だ。
本作の原作が、元は『忍たま』視聴者向けの小説であることを踏まえると、まずは『忍たま』ファン以外のアニメ視聴者をどれだけ劇場に動員できるかが今後の別れ道になるだろう。
年始には応援上映の開催も予定されており、まだまだ盛り上がりを見せる映画『忍たま』プロジェクト。どこまで人気を伸ばすのか、今後を楽しみに見守りたい。
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