日本初上陸、ドイツ製キャンピングカー注目の訳 日本でも扱いやすいサイズが魅力「T5900FB」

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車体後方はキングサイズの常設ベッドを配置
車体後方はキングサイズの常設ベッドを配置(写真:トイファクトリー)

ダイネットの後方には、1940mm×1330mmサイズの常設ベッドを設置。大人2名が橫になれるキングサイズ仕様だ。国産キャブコンなどの場合は、後方に2段ベッドを備えることで、少ないスペースで就寝人数を確保するモデルも多い。そのため、全長5m前後のモデルであれば、乗車定員7名、就寝定員6名を確保するモデルもある。

一方、T5900FBは、乗車定員4名、就寝定員2名+1名。常設ベッドの2名に加えて、ダイネットの天井に電動昇降式のベッド(2000mm×1000mm)を用意して対応している。国産モデルなどと比べると就寝人数こそ少ないが、常設ベッドはかなり広く、快適性も抜群。そのため、T5900FBは、ファミリーなどの大人数で行くのではなく、少ない人数でも余裕あるクルマ旅を楽しみたい層に向いているモデルといえる。大型の本格モデルと比べると小柄。そのぶん、装備などを厳選することで、大人が楽しめることを優先しているのがT5900FBではないかと思う。

本格的な水まわりも完備

キッチンや冷蔵庫も備えているので、料理も楽しめるようになっている
キッチンや冷蔵庫も備えているので、料理も楽しめるようになっている(筆者撮影)

T5900FBでは、ほかにもエントランスの左側にキッチンを装備する。ガラストップ付きのステンレス製シンクや2口バーナーコンロ、78Lの冷凍冷蔵庫などを標準装備。オプションで電子レンジも用意しており、キャンプ場など出先でさまざまな調理も可能だ。

また、キッチンの後方にはシャワーやトイレを設置できるマルチルームも備える。水まわりでは、110Lの給水タンクと90Lの排水タンクなども標準装備し、アウトドアはもちろん、災害時などにライフラインを確保することにも利用可能だ。

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