東洋経済オンラインとは
ビジネス #自動車最前線

デザイナーが語る「ランボルギーニ」の未来像 バイクから着想を得た新型車「テメラリオ」

8分で読める
2/4 PAGES
2024年11月29日、東京・国立競技場で開催された「ランボルギーニ・デイ・ジャパン」で、日本初公開となった新型車のテメラリオ(写真:Lamborghini)

自然吸気V10エンジンを搭載した「ウラカン」は2024年に生産を終了しており、レヴエルト(2023年)、ウルスSE(2024年)、そして今回のテメラリオが現在のラインナップとなるが、そのすべてがハイブリッドのパワートレインを搭載。この先、ランボルギーニはピュアEV化へ向かうことも明言されている。

ボルカート氏と私は、過去に何度も話をする機会を持ち、同氏のランボルギーニ愛についても聞いてきた。「デザイナーが誰よりもブランドを愛さないと、いいデザインは生まれない」というのが、ボルカート氏の持論なのだ。

インタビューの答えるボルカート氏(写真:Lamborghini)

「子どもの頃からランボルギーニのデザインは大好きでした」と、1974年生まれのボルカート氏は言う。

「私をランボルギーニに引き抜いてくれたのは、(当時ランボルギーニも所属するフォルクスワーゲングループ全体のデザイン責任者であった)ワルター・デシルバです。ワルターのおかげで、その後、私はイベントで他社のデザイナー仲間に会うたびに、”ミティア、おめでとう、よかったな”と言われたのも、嬉しかったです」

ランボルギーニのデザイン理論

V型8気筒ツインターボエンジンと3つのモーターを組み合わせ、最高出力920PS、最高速度343km/hというパフォーマンスを誇る、新時代のミッドシップスーパースポーツ「テメラリオ」のスタイリング。価格については未公表で、デリバリー開始時期は2025年以降とのこと(写真:Lamborghini)

ランボルギーニで重要なのは、“アイコニックなデザインを守ること”ともボルカート氏は強調してきた。V12気筒まで搭載して大排気量エンジンを活かしながら、世界最高峰の操縦性を実現することを目指してきたランボルギーニが電動化へと舵を切るなら、デザインも変わることを余儀なくされるのか。

「私たちはつねにランボルギーニのデザインのDNAにしたがうように、造型を手がけてきました。ポイントはシルエットです。フロントから見ると強く傾斜したサイドウインドウ、リアは宇宙船のようなシェイプ。それに一本の弧で表現できるようなルーフライン。これらがつねにデザインの出発点です」

次ページが続きます:
【エンジンからバッテリーになろうとも、ランボルギーニのデザインは変わらない】

3/4 PAGES
4/4 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ビジネス

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象