意外?「ランボルギーニ」のサステナブルな姿勢 5視点で示したスーパーカーメーカーの在り方
アウトモビリ・ランボルギーニが「Behind The Scenes:ビハインド・ザ・シーンズ」なるメディア向け発表を行った。
興味深いのは、新車生産から古いクルマの保全までを広く環境対策と捉えて、ひとつずつ体験型のプレゼンテーションをしたことだ。
2024年11月にサンタガタ・ボローニャにある本社を中心に行われたこのプレゼンテーションの目的は、端的にいうとランボルギーニによる「サステナビリティプログラムの開陳」だ。
Direzione Cor TauriのWミーニング
「ディレッツィオーネ・コル・タウリとも呼ぶ私たちのサステナビリティプログラムは、工場でのCO2ニュートラルから始まり、2030年にバッテリー駆動のEVモデルを発表することにつながっていきます」
そう語るのは、本社でプレゼンテーションを行ったチーフ・マニュファクチャリングオフィサーのラニエリ・ニッコリ氏。上の発言のなかにある「ディレッツィオーネ・コル・タウリ(イタリア語でDirezione Cor Tauri)」とは、ランボルギーニによる命名だ。
「コル・タウリ」とは、牡牛座の中で最も明るく、冬のダイヤモンドを構成する恒星、アルデバランのイタリア語名。一方で、「雄牛の心臓」も意味する。雄牛はランボルギーニのシンボルであるから、「ランボルギーニ車のパワートレイン」とも読める。二重の意味を持たせているのだ。
私(たち)に公開されたプログラムは5つもあった。
「フォージング・レジェンズ:Forging Legends」「ボンデッド・イン・モーション:Bonded In Motion」「ハート・オブ・ヘリティッジ:Heart Of Heritage」「ビヨンド・カーズ:Beyond Cars」、そして「サステナブル・ストレングス:Sustainable Strength」だ。
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