まだまだあるぞ!2024年の「必読経済書」11選 インド、ユニクロ、税制など幅広いテーマから

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5『コモングッド』

ロバート・B・ライシュ 著/東洋経済新報社/2090円

米国人が建国以来共通して保持してきた善、コモングッド(共益、良識)が損なわれている状況を嘆き、資本主義システム下で求められる倫理を追究する。(木内登英)

6『1兆円を盗んだ男』

マイケル・ルイス 著/日本経済新聞出版/2200円

暗号資産取引所FTXの創業者サム・バンクマン=フリード。効果的利他主義を信奉する「サムの世界」の論理と混沌を、世界最高の書き手が描ききる。(坂井豊貴)

7『テクノ・リバタリアン』

橘 玲 著/文春新書/990円

ピーター・ティールやイーロン・マスクといった起業家がどんな思想を持っているかを提示している。シリコンバレーの理解に必須の知識だ。(入山章栄)

景気循環の最新理論

8『マクロ経済動学』

楡井 誠 著/有斐閣/3300円

景気循環の最新理論を、独自の視点でわかりやすく解説。1%弱の大企業が付加価値の半分弱を生み出すなど、少数の者で多数を制する現象に注目する。(土居丈朗)

9『異次元緩和の罪と罰』

山本謙三 著/講談社現代新書/1210円

やや伝統的セントラルバンカーの発想にとらわれているきらいはあるが、異次元緩和からの「出口」過程で生じうる問題の検討に、有効な視点を提供する。(美和 卓)

10『教育投資の経済学』

佐野晋平 著/日経文庫/1320円

自分の経験や印象で語られることの多い「教育」を、経済学の視点から見つめ直す。日本のデータに基づいた研究が多く紹介されている点もよい。(新家義貴)

11『資本主義が 人類最高の発明である』

ヨハン・ノルベリ 著/ニューズ ピックス/2475円

資本主義はマイナス面よりプラス面が圧倒的に大きいと主張。資本主義が基本的にうまく機能していることを、さまざまなデータから裏付けている。(枩村秀樹)

山本 舞衣 『週刊東洋経済』編集者

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やまもと まい / Mai Yamamoto

2008年早稲田大学商学部卒業、東洋経済新報社入社。データ編集、書籍編集、書店営業・プロモーション、育休を経て、2020年4月『週刊東洋経済』編集部に。「経済学者が読み解く現代社会のリアル」や書評の編集などを担当。

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