下山の思想 五木寛之著

下山の思想 五木寛之著

少子高齢化、膨らむ国の借金、一向に減らない自殺者など、人々を取り巻く環境に明るい材料は見当たらない。

著者は、戦後の復興と高度経済成長を「登山の時代」だとするならば、現在の状況を「下山の時代」だと見なす。そして、地震と原発事故は、下山中に大きな雪崩に見舞われたようなものだと記す。しかし、下山とは決してあきらめの行動ではなく、下山には下山のよさがあるとも説く。登山中は必死なため見られなかったような、美しい景色も眺められる。次の登山への夢も思い描けるだろうと。

実り多い豊かな下山をするためにはどうしたらいいのか。震災直前から震災以降の、日本に対する著者の思いを託したエッセー集。

幻冬舎新書 777円

  

ライフの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 北朝鮮ニュース
  • 就職四季報プラスワン
  • 西村直人の乗り物見聞録
  • 貧困に喘ぐ女性の現実
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
『会社四季報』新春号を先取り!<br>波乱相場にも強い大健闘企業

企業業績の拡大に急ブレーキがかかっている。世界景気の減速や原燃料費・人件費の高騰が重荷だ。そうした逆風下での大健闘企業は? 東洋経済最新予想を基に、上方修正、最高益更新、連続増収増益など6ランキングで有望企業を一挙紹介。