給食の「あの定番デザート」作る中小企業の"強さ" 超ロングセラー・アップルシャーベットの舞台裏

学校給食のデザートとして、43年の歴史を持つ「アップルシャーベット」。最近ではBtoC領域にも進出しているが、製造しているのは福島県のとある中小企業だ(筆者撮影)
アップルシャーベットをご存じだろうか? 学校給食のデザートとして多くの子どもたちに長年親しまれてきたデザートで、発売から43年のロングセラー商品である。

冷凍状態から半解凍してシャリシャリした食感で食べるのがおいしい(著者撮影)
手掛けているのは福島県にあるトーニチ株式会社。アップルシャーベットは長年学校給食でしか流通していなかったが、最近は自社ECサイトでの販売のほか、福島県内の道の駅やファミリーマートでも販売されるようになった。BtoC領域にも進出してきている。
“給食のアップルシャーベット”はどのようにしてBtoCに乗り出すことになったのか、また誕生の背景や味の秘密について、代表取締役社長の岸秀樹氏に話を伺った。
りんごのフレッシュ感がおいしさの秘密
―誕生の経緯を教えてください。
私の父の代、1981年にアップルシャーベットの生産を開始しました。開発のきっかけは、問屋からのリクエストだったと聞いております。
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